石川滋賀県人会
第18回石川滋賀県人会総会および懇親会について 文責 岡田 稔
平成31年2月17日(日)、第18回石川滋賀県人会総会が金沢勤労者プラザで開催されました。今年は、昨年の大豪雪とは打って変わって雪の無い快晴のもと、17名の参加者と20名の委任状のもと、総会の成立を報告し開会となりました。
まず、杉本会長が昨年を振り返り、石川県も含めて全国的に「災」の年であったこと、その中でも、皆様方の協力を頂き、故郷への旅行もできたことなど感謝を述べられ、新年へのご協力を話されました。 続いて、これはちょっと裏話になりますが、竹田顧問挨拶では、開会の直前に、諸般の事情から「少し長めのご挨拶を!」と会長から急遽依頼されたのを竹田顧問は快諾され、始まりました。
それを思い出し要約(意訳・違約?)します。竹田顧問は昨年12月の卒寿の記念に「笠舞雑記11巻」を出版され、その中で、「未来を良くするなら過去を勉強せよ」という言葉を述べられています。コンピューターによるAI時代に入り、アルゴリズムで機械が数を分析し、人の脳以上にAIが分析する、2015年イスラエルの歴史学者は「人間はそのうちに神となる、人間はあらゆることが出来る神以上になる」と言う。その未来になって、人間は150歳まで生きられるだろう。150歳になった時、人の命、霊魂、精神社会はAIの発達により分析可能であるが、人はこれとどう向き合うべきかと予想されるが、生命ある限り、「湖北の言葉であんじょう(安生?)」に暮らせられないと生きていけないのではないかと思うと述べられた。一方、新しい時代を迎えて、人間は身内ともうまくいかない、国も隣国とうまくいかない、欧州も然り、世界もアメリカファーストと同様、不安定な状況である。未来を考えると懸念される日常だが、これで終わりではなく、人間は生涯何かをしなければならないと締めくくられたと思います。たいへん素晴らしい道先案内ありがとうございました。
議事に入り各担当理事より平成30年事業報告と収支決算報告並びに監査報告をされ、一括してご承認を得ました。事業では、第17回故郷訪問ツアーでは船で沖島上陸し、由緒ある神社や寺院を訪ね、近江八幡休暇村で近江牛料理に安堵した後、長浜慶運館、高月向源寺十一面観音立像に感激しつつ湖国をあとにした事、北信越・埼玉滋賀県人会親睦旅行には石川より杉本会長のみ参加され、歓待を受けたことを報告されました。
次に、2019年(平成元号がまもなく変わるためか)役員承認についてお諮りし、全役員の留任提案の通り承認を得ました。また、2019年事業計画では、故郷へのバス旅行は、5月下旬に比叡山延暦寺を中心に計画しており、2019年の予算案含め、全員の賛成で可決されました。
引き続き、恒例の講演会では会員の徳田耕二様から「日本酒あれこれ」と題して特別講演を戴きました。徳田様は若い頃、大坂国税局で酔っ払うことに耐える厳しい利き酒師をされた後、清酒天狗舞と五凛に代表される車多酒造に勤められ、現在、研究開発部長として世界的にも評価されている酒造りにご活躍中であります。全都道府県に酒蔵がある中で、滋賀県は33蔵、石川県は35蔵と全国的に減少傾向にあるが、4大杜氏の内の能登杜氏は全国で活躍されている現状を紹介された。そして、醸造の工程の中で、精米に関して大吟醸のような精米歩合35%には3日かかり、精米歩合60%なら1日かかるとの説明にやはり大変な手間や愛情がないとできないものとお聞きしました。さて、一番気にかかる「お酒と病」の関係では、高血圧や肝硬変では、遠慮する必要があるが、虚血性心疾患2型糖尿病、脳梗塞では、ちょっとなら身体に良いとの事で、ちょっとは、どれくらいか明確ではないが私は1合位かなあと勝手な想像をして聞いていました。一方、いわゆる和らぎの水は酒1合なら水は1合以上が望ましいと聞き、それだけ飲む酒が減るのでは無いかと飲んべえの心配も。また、酒粕は、便通に良いとの事や美肌づくりのために飲む「shu re特別純米酒」と素肌につける「shu re美容保湿クリーム」をご紹介される中で、本格的落語を2回ほど入れてとても楽しいご講演ありがとうございました。
会場を、内灘の「はねや」さんへ移し懇親会を行いました。いつもながら豪華なお料理とまだ車多酒造酒蔵にしかないスパークリングワインのような美味しいお酒(TEN mousseux)を乾杯酒に、酔いしびれながら瞬く間に2時間余りがたち、最後に、会員各位の近況報告をお聞きしながら、いつの間にかお開きとなりました
今後とも、会員各位のご支援といろいろな行事に積極的にご参加いただきますようお願いするとともに、酔っ払いの報告にご容赦願います。
岡田副会長で議事進行 杉本会長挨拶
総会風景 総会風景
総会風景 竹田顧問挨拶
徳田氏による講演
講演の後は親睦会です。昨年同様「はねや」さんで開催。