書籍PR:『近江のかくれ里』白洲正子の世界を旅する          いかいゆり子

「近江のかくれ里 白洲正子の世界を旅する」(いかいゆり子著)という書籍をご案内します。著者についてはプロフィールをご覧下さい。以下に本書発刊時のプレス発表の内容を掲載します。

○『かくれ里』『近江山河抄』など、白洲正子が紹介した「美」を追体験

白洲正子の寄稿エッセイ『かくれ里』『近江山河抄』の舞台を訪ね、その美を追体験する。滋賀県文化振興事業団発行の季刊誌「湖国と文化」115号(2006年春)から134号(2011年冬)まで18回連載した記事に追加取材するなどして大幅加筆し、原著の章立て順に再構成。カラー口絵や、探訪に便利な地図や交通案内などを付した。連載時のタイトル「滋賀のかくれ里 白洲正子著『かくれ里』を訪ねて」は単行本化にあたって改題。

○県内30カ所以上を訪れ、国宝・重文などの文化財に★★★★★

本書は3部構成で、T「白洲正子の愛した近江」では、正子の生い立ちや近江との縁、近江関連図書などを紹介。U「『かくれ里』を訪ねて」では、油日神社・櫟野寺(甲賀市)、観音正寺(近江八幡市)、石馬寺・石塔寺・木地師の里(東近江市)、金勝寺(栗東市)、向源寺・菅浦(長浜市)、牛塔・葛川明王院(大津市)など約30カ所を訪ねる。V「『近江山河抄』にみる湖南・甲賀」では湖南三山(善水寺・長寿寺・常楽寺)など6カ所を訪れ、その美にふれる。

○文化財を守りつづけている近江人の「心意気」を伝えたい

6年余りの取材の末、著者は「近江の素晴らしい文化財は、そこにただ"存在"するのではなく、それを守り続けている近江の人々が"いる"のだということ」に気付く。県内各地で次代に引き継ごうとしている「近江人の"心意気"」にこそ誇りを感じ、広く伝えたいと本書をまとめた。

 

著者プロフィール

本名:猪飼由利子。19★★年★月、滋賀県大津市生まれ。湖南市在住。滋賀県で中学・高校の国語教員を30年務め、2004年春退職。滋賀文教短期大学司書講習講師・大津市民病院付属看護専門学校講師をするほか、万葉集や平家物語、近江関連の文学について研究している。

 

本書の紹介は以下から

 http://www.sunrise-pub.co.jp/isbn978-4-88325-457-6/