第16回石川滋賀県人会総会および懇親会報告                岡田 稔

 平成29年2月12日、金沢勤労者プラザで開催。雪も少なく晴れ間も時折見られるまずまずのお天気の中、会員21名の参加のもと10時からはじまりました。杉本寛会長から、昨年の日本や世界の10大ニュースのおさらいに始まり、当会の昨年の行事への協力に感謝するとともに、今年のふるさと探訪旅行は「直虎」に因み彦根城周辺を計画しており、皆様の出来るだけの参加をお願いされました。また、昨年で当会は15周年を迎えたので、その記念品として今年の予算で皆様に輪島塗の「脱乾湿」の高級なお箸を用意したこと等を挨拶されました。引き続き、顧問の竹田亮祐様から挨拶を頂き、不安定で先の見えない時代に入りつつある中、人生訓として「重要なのは、人生は長さではない、人生の深さだ。」(アメリカ人のエマーソン)という貴重な名言を述べられました。一方、情報提供として、前田昌彦さまから滋賀県の新聞に掲載された記事の紹介があり、旧能登川町の宇佐神社に奉納された前田様の油絵は、当神社の大祭で近隣の神輿が一堂に介している場面を畳一枚の大きさを3年がかりで完成され、故郷への深い思い入れのある素晴らしい絵画写真と記事でした。是非とも見たい絵画ですが、お祭りなどの時しか見られない模様です。  その後、審議に入り、28年度の事業報告や収支決算報告、29年度の事業計画や予算案ならびに役員案について総て原案どおりご承認を得ました。なお、役員は総て留任となり、継続こそ力なりとともにマンネリ化しないよう心がけねばと思いつつ、会員皆様のご支援ご協力をよろしくお願いします。
 第2部として、恒例の講演会には、会員の望月隆様(金沢医科大学皮膚科教授)による「皮膚のトリビア」の演題で特別講演を頂きました。聞いてびっくりしたのは、皮膚は身体の重量比で12%もある1番重く、外敵の侵入を防ぎ、体温調節したり、老化対応などを行う重要な臓器であるとのこと。皆様は臓器と認識されていたでしょうか?また、Q&Aでは、お風呂での体洗いやトイレ後の手洗いはやり過ぎず少な目もありなど具体的な回答にそれぞれ納得。そして、何よりユニークでほのぼのとした楽しい講演だったのは、冒頭の自己紹介では、小学校時代の同級生を雛壇に載せ自分が撮った写真で同級生の徳田耕二様をさりげなく紹介されたり、高校時代の教室机風景写真では、ご本人の2席後ろに将来の奥様になられる文子様の若かりし頃をご紹介頂いたり(その当時の二人の関係はどうだったのかなあ?)、故郷の山の道沿いの草刈りのご苦労とともに桜の植樹の甲斐あり、花の道ができた様子などストーリー性もあり、これらいわゆる脱線部分の映像を講演の所々に織り込み、一時の息抜きに活用される手法には驚きと楽しみそして大変愉快でありました。誠に参考にもなりありがとうございました。
 第3部は会場を内灘町の「和乃食はねや」さんで21名参加のもと懇親会を行いました。乾杯の音頭はご講演者望月隆様により、主として日本酒で乾杯。美味しいお料理と旨い冷酒やビールに酔いながら、それぞれに談笑するうちに、例年の近況報告は来年廻しとなるほど盛況裡に進み、最後の中締めは熊谷英彦様の音頭で一本締めし、楽しい再会交流の一日でした。
 なお、「はねや」さんは会員の村井様ご夫妻の娘様がおかみさんのご縁あるお店です。
 以上、皆様のご参加ありがとうございました。都合で参加できなかった方々含め、会員各位のご支援により、引き続き石川滋賀県人会がしっかりと継続できますようご協力をよろしくお願いします。

          杉本会長挨拶                                  竹田顧問挨拶

総会風景1                                 総会風景2 

望月氏講演                                 

記念撮影

「はねや」さんでの懇親会風景です。